BizLink cleanDP
クリーンルームおよびドライクリーンルーム自動化向けロボット用ケーブル・メディア配線ソリューション
クリーンルームおよびドライクリーンルームの用途では、ロボットの高精度な動作だけでは十分ではありません。ロボットとともに動くすべてのケーブルやメディアホースを確実にガイドすることで、安定した生産を支えるとともに、汚染管理が重要な環境における粒子発生の最小化に貢献します。
BizLink cleanDPは、クリーンルームおよびドライクリーンルームの自動化向けに開発されたロボット用ケーブル・メディア配線ソリューションです。Flexible Sleeve Technology、低発塵材料、アプリケーションごとのエンジニアリングを組み合わせることで、幅広いロボット用途において、安定したロボット動作、柔軟なシステム統合、メンテナンスの簡素化をサポートします。
クリーンルームロボティクスの課題に対応する設計
汚染管理が重要な生産環境では、産業用ロボットは高い動的負荷がかかる条件下で連続稼働します。ロボットが動くたびに、電源ケーブルやデータケーブル、さらに圧縮空気、真空、その他のメディア用ホースに機械的な負荷がかかります。これらの配線・配管方法は、信頼性やメンテナンス性、そして汚染管理が重要な生産プロセスに影響を与える可能性があります。
同時にメーカーには、汚染管理、安定したロボット稼働、そして変化する生産要件に合わせて自動化システムを柔軟に適応させることが求められます。
BizLink cleanDPは、こうした課題に対応するために開発された、クリーンルームおよびドライクリーンルーム用途専用の統合型ケーブル・メディア配線ソリューションです。
クリーンルームおよびドライクリーンルーム自動化における3つの主要要件に対応した設計
低発塵性能
cleanDPは、厳選された低発塵材料と最適化された配線・配管ガイド設計を採用し、ロボットの連続動作時における粒子発生の最小化に貢献します。清浄度が重要なプロセス要件となる、汚染管理が求められる生産環境に適したソリューションです。
信頼性の高いケーブル・メディア配線
電源、データ、信号ケーブル、およびメディア用ホースを、統合された配線・配管コンセプトによりまとめてガイドします。ケーブルの動きを適切に制御することで、不要な機械的負荷の低減に貢献し、繰り返しの多軸動作において安定したロボット稼働をサポートします。
柔軟なシステム統合
ロボットアプリケーションごとに要件は異なります。ロボットのモデル、エンド・オブ・アーム・ツーリング、動作プロファイル、必要なケーブルやメディアの構成は、設備ごとに異なります。
cleanDPは、特定のロボットメーカーに依存しない設計に加え、既存設備への後付けや拡張にも対応しており、新規および既存のロボットシステムへの統合をサポートします。この柔軟性により、メーカーやシステムインテグレーターは、変化する生産要件に合わせて生産システムを適応させることができます。
技術的特長
Flexible Sleeve 技術
フレキシブルスリーブを使用した配線・配管方式により、ケーブルやメディア用ホースを保護しながら、ロボットのダイナミックな動作に対応します。
低発塵材料コンセプト
厳選された材料により、汚染管理が重要な生産環境に対応するとともに、ロボット稼働時の粒子発生を最小限に抑えることに貢献します。
ケーブル・メディアの統合配線
電源、データ、信号ケーブル、およびメディア用ホースを、専用設計された1つの配線・配管ソリューションに統合することで、システムへの組み込みを容易にし、設置の複雑さを軽減します。
耐ねじれ設計
この配線・配管コンセプトは、ロボットの連続的な多軸動作に対応するとともに、繰り返される生産サイクルを通じてケーブルを適切かつ安定してガイドできるよう設計されています。
ロボットメーカーを問わず、後付けにも対応
本製品は、さまざまなメーカーのロボットに対応し、新規および既存のロボットシステムに統合できるよう設計されています。
迅速な交換によるメンテナンス性の向上
メンテナンス性に配慮した設計により、定期メンテナンス時の部品交換を容易にし、メンテナンス作業の負担軽減とサービス時のアクセス性向上に貢献します。
エンジニアリング上のメリット
信頼性の高いケーブル管理は、ロボットの安定した性能に貢献します。
BizLink cleanDPは、メーカーや機械装置メーカーに以下のメリットを提供します。
- 安定したロボット動作をサポート
- ケーブルやメディア用ホースを適切にガイド
- 不要な機械的負荷を低減
- ロボット自動化システムへの統合を簡素化
- メンテナンス時のアクセス性を向上
- 将来の生産変更に合わせてケーブル・メディア配線を柔軟に調整
- アプリケーションごとのエンジニアリングソリューションを実現
Fraunhofer IPAによる第三者検証
クリーンルームおよびドライクリーンルーム自動化向けのケーブル・メディア配線ソリューションを選定する際には、エンジニアリングとその検証の両面における信頼性が重要です。
BizLink cleanDPは、フラウンホーファー生産技術・オートメーション研究所(Fraunhofer IPA)による第三者試験を受けています。
規定された試験条件のもと、cleanDPはStäubli TX2-90 LSCRクリーンルームロボットに搭載され、ロボット速度100%でピック&プレース動作を行う動的運転環境において評価されました。
試験により、以下の環境への適合性が確認されました。
- ISOクラス1の大気環境クリーンルーム
- ISOクラス4のドライクリーンルーム
この試験結果は、メーカーやシステムインテグレーターが、汚染管理が重要なロボットアプリケーションにおけるcleanDPの適用性を評価するためのさらなる判断材料となります。
主な用途
BizLink cleanDPは、以下をはじめとする幅広い汚染管理が重要なロボットアプリケーションに適しています。
- 半導体製造 – 汚染管理が重要な半導体製造におけるダイナミックなロボットアプリケーションに、信頼性の高いケーブル・メディア配線を提供します。
- バッテリー製造 – バッテリー製造およびその他のドライクリーンルーム生産環境向けに設計されています。
- 電子機器製造 – 汚染管理が重要な生産環境における電子機器の自動組立に、信頼性の高いケーブル・メディア配線を提供します。
- 医療機器製造 – 清浄度が管理された生産環境における高精度なロボットハンドリングおよび組立工程をサポートします。
- ラボオートメーション – 精度、繰り返し精度、汚染管理が求められるラボ用ロボットシステムに、信頼性の高いケーブル・メディア配線を提供します。
- 精密組立 – 正確で繰り返し可能な動作と信頼性の高いケーブルガイドが求められる高精度ロボット組立アプリケーションをサポートします。
- 検査システム – 適切なケーブル管理が求められる高速ロボット検査アプリケーションをサポートします。
- ピック&プレースアプリケーション – クリーンルーム生産環境におけるロボットの反復動作をサポートします。
- ウェハーハンドリング – 汚染管理が重要なウェハーハンドリング用途に、信頼性の高いケーブル・メディア配線を提供します。
- 表面実装 – 高精度な電子機器製造工程において、安定したケーブル配線を実現します。
技術仕様
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ソリューションタイプ | ロボット用ケーブル・メディア配線ソリューション |
| 用途 | クリーンルームおよびドライクリーンルーム自動化 |
| 技術 | Flexible Sleeve 技術 |
| 統合可能なケーブル・ホース | 電源、データ、信号ケーブル、およびメディア用ホース |
| ロボット互換性 | 特定のロボットメーカーに依存しない、アプリケーションごとのエンジニアリング |
| 後付け対応 | アプリケーションに応じて対応可能 |
| 拡張性 | あり |
| メンテナンス | 迅速な部品交換を可能にするメンテナンスコンセプト |
| 検証 | 規定された試験条件のもと、Fraunhofer IPAによる第三者試験を実施 |
cleanDP – よくあるご質問
BizLink cleanDPとは何ですか?
BizLink cleanDPは、クリーンルームおよびドライクリーンルーム自動化向けに開発されたロボット用ケーブル・メディア配線ソリューションです。低発塵材料、Flexible Sleeve 技術、アプリケーションごとのエンジニアリングを組み合わせ、汚染管理が重要な環境における安定したロボット稼働をサポートします。
Flexible Sleeve 技術とは何ですか?
Flexible Sleeve 技術は、統合されたケーブルやメディア用ホースをガイドしながら、ロボットの全可動範囲にわたって自然な動きを可能にするBizLinkの配線・配管コンセプトです。ケーブルの動きを適切に制御し、不要な機械的負荷の低減に貢献します。
どのロボットメーカーに対応していますか?
cleanDPは、特定のロボットメーカーに依存しないエンジニアリングコンセプトを採用しています。ロボットのモデル、動作プロファイル、アプリケーション要件に応じて配線・配管ソリューションを構成します。
cleanDPは既存設備に後付けできますか?
ロボットやアプリケーションに応じて、cleanDPは既存のロボットシステムへの後付けだけでなく、新規設備への導入にも対応できるよう設計できます。
どのようなケーブルやメディアを統合できますか?
アプリケーションに応じて、電源、データ、信号ケーブル、およびメディア用ホースを、専用設計された1つの配線・配管ソリューションに統合できます。
cleanDPはメンテナンスをどのようにサポートしますか?
メンテナンス性に配慮した設計と迅速な交換を可能にするコンセプトにより、部品交換を簡素化し、定期メンテナンス時のアクセス性を向上します。
配線・配管システムは拡張できますか?
はい。拡張可能な設計により、ケーブル構成やアプリケーション要件が変化した場合でも、それに合わせてシステムを調整できます。
cleanDPはクリーンルームとドライクリーンルームの両方に適していますか?
はい。cleanDPは、大気環境クリーンルームおよびドライクリーンルームの両方におけるロボットアプリケーション向けに開発されています。
cleanDPは第三者機関による試験を受けていますか?
はい。BizLink cleanDPは、フラウンホーファー生産技術・オートメーション研究所(Fraunhofer IPA)による第三者試験を受けています。規定された試験条件のもと、ISOクラス1の大気環境クリーンルームおよびISOクラス4のドライクリーンルームへの適合性が確認されました。
cleanDPが自分のアプリケーションに適しているか、どのように判断できますか?
当社のエンジニアリングチームが、ロボット、動作プロファイル、ロボットツーリング、ケーブル構成、生産要件を評価し、アプリケーションに合わせたケーブル・メディア配線ソリューションを開発します。
cleanDPのFlexible Sleeve用途に、LSH 3のような引き戻しシステムはありますか?
いいえ。cleanDPは機械式の引き戻しシステムを使用しない設計です。このようなシステムの部品は追加の摩擦を生じさせ、クリーンルーム内で不要な粒子が発生する可能性があるためです。また、Flexible Sleeve自体が持つ弾性により、協働ロボットや小型ロボットで一般的な短い移動距離では、十分に自然な引き戻しと位置調整が可能です。最大限のクリーン度を確保しながら干渉領域を最小限に抑えるため、意図的に引き戻しシステムを不要としています。
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